千葉県高等学校教育研究会数学部会
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ご挨拶

千葉県高等学校教育研究会数学部会会長   岩﨑 章

 

 平成29年度春季総会におきまして部会長を拝命いたしました岩﨑です。よろしくお願いいたします。
 本部会は昭和25年に発足し今年で68年目を迎えます。この間,多くの諸先輩方が県内の高等学校数学教育の振興のため御尽力されてきました。部会の主な活動としましては,6月の春季総会・研究大会,8月の見学研修会,11月の秋季研究大会があります。研究大会は県内の高等学校を会場として行われています。秋季大会は千葉地区,春季はそれ以外の地区での持ち回りで開催されています。学校を会場とする大きな理由としては,公開授業で他校教員の指導実践や生徒の様子を直接見学することができ,貴重な研修の機会となるからです。今年度は6月の春季総会・研究大会を長生高等学校で開催し、秋季研究大会を千葉西高等学校で開催します。研究大会では,研究発表や講演会を行っていますが,特に講演内容や講師の選定については慎重に役員会で検討をしています。指導法の課題解決や教材開発等日々の指導の参考になるものや,国の動向や教育課題等数学教育に直結する題材を設定するようにしています。
8月の見学研修会は、日ごろとは異なった環境で大学教授や研究員等から御教授いただき,幅広い観点から数学を捉える機会として開催しています。今年度は東邦大学を会場として行うことになっています。また,8月に開催される県教育委員会主催の高等学校教育課程研究協議会(数学)は本部会も共催しています。

 本部会には,2つの委員会(研究委員会と編集委員会)があります。研究委員会は大学入試センター試験についてのアンケート分析,学習指導,大学入試関係,学習指導要領・教育課程等の研究を行い,その成果を全国大会や関東大会などで発表しています。また,編集委員会は部会誌『α-ω』を刊行し,本部会の活動や研究成果等をまとめ,県内の全数学科の先生方に配付しています。本部会誌は,昭和39年の創刊以来,今年で第55号になり,長年にわたり数学教育全般の啓発活動に寄与してまいりました。また,これらの活動を数学部会ホームページで,日本だけなく世界の数学教育関係者にも発信しています。

 平成29年度に改訂,34年度より年次進行で実施される予定の学習指導要領では,新しい時代に必要となる資質・能力の育成として,「何を理解しているか。何ができるか。」という知識・技能,「理解していること・できることをどう使うか。」という思考力・判断力・表現力等,「どのように社会・世界と関わり,よりよい人生を送るか。」とうい学びに向かう力,人間性等を三つの柱としています。そして学習指導要領の方向性として,「何を学ぶか」とともに,主体的・対話的で深い学びの視点からの学習過程の質的改善を図る「どのように学ぶか」という視点,先述の資質・能力の育成を図ることで「何ができるようになるか」という視点が示されています。さらに,平成32年度からは大学入学者選抜改革として「大学入学共通テスト(仮称)」が導入される予定です。このような変化を迎える時代,これからの学校教育を担う教員の資質向上は喫緊の課題と言えそうです。本部会も次代に求められる教育をいち早く研究し,先生方の参考になる取り組みを積極的に行ってまいります。このホームページを活用して,広く数学教育関係者と様々な情報を共有することで,より高い内容に充実させていきたいと考えております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

日誌

行事の記録
12345
2017/10/26

平成29年度秋季研究大会について

Tweet ThisSend to Facebook | by:加藤純一
平成29年度秋季研究大会

・期日 平成29年11月14日(火)

・会場 千葉県立千葉西高等学校
 
 詳細,実施要項(PDF),FAX送付票(PDF)につきましては、事務局のページでご確認ください。


18:54 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)
2017/09/04

平成29年度千葉県高等学校教育課程研究協議会(数学部会)

Tweet ThisSend to Facebook | by:須藤政史
平成29年度千葉県高等学校教育課程研究協議会(数学部会)が、平成29年8月7日(月)に千葉県立千葉女子高等学校で開催されました。

 9:30~10:00 受付
10:00~10:20 開会式
            (1)県教育委員会あいさつ
            (2)数学部会長あいさつ
            (3)講師及び司会・記録者等紹介
            (4)諸連絡

10:20~11:50 説明
            「新学習指導要領の考え方及び指導と評価の工夫・改善に向けて」
             教育振興部指導課 指導主事 大木 喜信 先生
            1.新学習指導要領改訂の考え方
             (1)今回の改訂と社会の構造的変化
             (2)何ができるようになるか
             (3)どのように学ぶか
             (4)カリキュラム・マネジメント
             (5)何を学ぶか
             (6)高大接続改革
            2.指導と評価の工夫・改善
             (1)学力・生きる力・21世紀型能力
             (2)数学科の目標
             (3)評価の充実に向けて
            3.適切な教育課程の編成及び実施

13:00~14:00 発表
            船橋市立船橋高等学校の実践から
            「生徒の『学び方』を変えるための指導と評価の工夫改善」
             千葉県立東葛飾中学校 教諭 齋野 大 先生
            1 はじめに
            2 研究の方法              
            3 研究実践1 ~「教えて考えさせる授業」~              
            4 研究実践2 ~生徒の自己評価の改善を目指した指導~
            5 研究実践3 ~定期考査問題の工夫~
            6 おわりに
  
14:15~15:45 講義
            「数学Ⅰにおける授業評価について」
             千葉県立薬園台高等学校 教諭 田口 亜紀子 先生
             千葉県立白井高等学校 教諭 須藤 政史 先生
            ・評価規準と評価基準の違い
            ・「ルーブリック」とは
            ・「ルーブリック」の一般的な特徴
            ・数学Ⅰの評価の観点の趣旨
            ・ルーブリックの例(2次関数)
            ・ルーブリックの例(図形と軽量)
            ◎出席者によるグループワーク
             ①ルーブリックの作成(2項目)
             ②完成したルーブリックと作成する際に注意した点を発表
            ・まとめ
            ・参考文献

      15:45 質疑 及び 講評
      16:00 閉会

     
         県教育委員会あいさつ                   数学部会長あいさつ


     
      説明「新学習指導要領の考え方」            発表:船橋市立船橋高等学校の実践から


     
        講義:ルーブリックの例            講義:グループワーク(ルーブリック作成)の様子
13:15 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)
2017/09/01

平成29年度見学研修会(東邦大学)

Tweet ThisSend to Facebook | by:須藤政史
 今年度の見学研修会は,平成29年8月2日(水)に東邦大学・習志野キャンパスにて実施されました。今年度は,A・Bの2講座から,どちらか一方を参加者が選択する形式をとりました。

1 開会

・部会長挨拶

 千葉県立大網高等学校校長 岩﨑 章 先生

 

・会場担当者挨拶・諸注意

 東邦大学薬学部教授 金子 真隆 先生
 

2 講座1

A実習「グラフ関数電卓を授業で使うための基本操作入門」  

   カシオ計算機 小林 一茂 様
                

 この実習では,グラフ関数電卓の基本操作について学びました。
また,グラフ関数電卓を使って,四則演算や分数をはじめとする基
礎計算問題に取り組みました。            

     



 



B
講義「整数格子と包絡線の2つの話題から」

   日本大学大学院理工学研究科 落合 良太 先生

   千葉県立佐原白楊高等学校講師 加瀬 慎之助 先生  

   日本大学理工学部教授 鈴木 潔光 先生

   日本大学理工学部教授 平田 典子 先生

 講義前半は,平田先生を中心に「方眼紙クイズ」から始まり,
「すべての頂点が格子点にある正多角形は,正方形だけである」という結論を導きました。後半は加瀬先生と落合先生の指導のもと,あらかじめ用意して頂いた折りたたみ定規を使って「折り戸クイズ」に取り組みました。折り戸とは,バスの昇降口などに用いられている扉のことで,最もスペースを有効に使うことのできる扉の1つだそうです。

       
             前半                                        後半


3 講座2

A実習「大学入試問題をグラフ関数電卓で解いてみよう」 

   カシオ計算機 小林 一茂 様

 

 1時間目の実習で習ったグラフ関数電卓の基本操作や基礎計算の
処理方法を活用して,実際の大学入試問題に取り組みました。







B
講義「囲碁とAI

   東邦大学理学部教授 白柳 潔 先生

 

 囲碁教育の意義について教えていただき,囲碁授業を実施している
日本全国の大学や小中学校を紹介していただきました。残念ながら,
高等学校ではあまり実施されていないそうです。後半は,棋士イ・セ
ドルの「神の一手」や囲碁
AIAlphaGo」などについて,様々な興味
深いお話を聞くことができました。



4 全体講演

 「最速降下曲線の教材化 -Maximaを利用して-
 東邦大学理学部教授 高遠 節夫 先生

 

 KeTpicCinderellaが,KeTCindyの名前の由来だそうです。この講演ではKeTCindyでできることや,最速降下曲線問題について,説明していただきました。

 

5 講座4

A実習KeTCindyで教材を作ろう」

   東邦大学理学部教授 高遠 節夫 先生

   東邦大学薬学部教授 金子 真隆 先生


 この実習では,受講者各自の
PCに,KeTCindyをインストール
することから始め,実際に教材を作成してみました。




B
講義「多角形・多面体のハサミ合同問題」

   東邦大学理学部准教授 野田 健夫 先生

 

 多角形のハサミ合同を定義した後,多面体のハサミ合同問題について説明していただきました。加法的関数やデーン不変量を用いて,「デーンの定理」を証明することを目標に講義は進み,最後には「多面体の場合,体積が等しくてもハサミ合同とは限らない」という結論を導きました。
        


6 閉会
・部会長挨拶

 大網高等学校校長 岩﨑 章 先生





20:34 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)
2017/06/22

平成29年度千葉県高等学校教育研究会数学部会総会・春季研究大会開催

Tweet ThisSend to Facebook | by:須藤政史
平成29年度千葉県教育研究会数学部会総会・春季研究大会が実施されました。(参加人数:87名)


1 主催 千葉県高等学校教育研究会数学部会
2 後援 千葉県教育委員会
3 期日 平成29年6月7日(水)
4 会場 千葉県立長生高等学校
5 日程  9:00~ 9:40 受付(弁当注文)   
      9:45~10:25 公開授業(2限)
     10:40~11:40 総会
     11:40~11:50 連絡事項 
     11:50~12:50 昼食・休憩
     12:50~13:50 研究発表
     14:00~15:30 講演
     15:30~16:00 研究協議
     16:00       閉会

6 内容
 (1)総会
   ① 挨拶(部会長,教育委員会,会場校校長,会場校数学科主任)
   ② 議長選出
   ③ 議事
    ア 平成28年度事業報告
    イ 平成28年度収支決算報告,監査報告
    ウ 平成29年度事業計画案審議
    エ 平成29年度予算案審議
    オ 平成29年度地区委員選出及び部会長推薦,会見監査承認
      (新部会長:千葉県立大網高等学校 校長 岩﨑 章 先生)
    カ その他の役員委嘱
    キ その他
     (提案されたすべての議案は,原案のとおり承認された。)

 (2)研究発表
   ①「学習内容の定着を図る授業の取組
      ―授業終了前の確認演習から主体的な学習活動につなげる―」
     千葉県立木更津高等学校 鈴木 克利 先生
    
    発表内容
    ・研究実践1 ~授業終了前の確認演習プリントの実施~
    ・研究実践2 ~勉強会の実施~
    ・研究実践3 ~課題の自己評価と考査結果の自己分析~
    ・まとめ
   
   ②「平成29年度大学入試センター試験(数学)のアンケート調査結果について」
     千葉県立安房高等学校 粕谷 真由美 先生
     千葉県立船橋高等学校 長内 恵里奈 先生
    
    発表内容
     1 研究のねらい
     2 アンケート調査の実施方法
     3 アンケート結果(受験生)
      ・数学の受験型,「センター試験」の利用目的
      ・マークシート形式の模試の受験回数,得点分布
      ・志望学部,得意とする項目・苦手とする項目
      ・選択問題,全体を通しての問題の程度・解答時間
      ・「センター試験」の対策を意識して始めた時期 等
     4 アンケート結果(数学科主任)
      ・問題の難易度,計算量,思考力の必要性,授業充足度
      ・出題領域のバランス,問題選択による難易度の差 等

 (3)講演
    「ロボットは数学の入試問題をどうやって解くのか?」
     筑波大学 数理物質系 数学域 准教授 人工知能科学センター 照井 章 先生

   1 はじめに
    ・人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」
   2 実閉体上の一階述語論理式の量化子消去
    ・実閉体
    ・一階述語論理式
    ・量化子の消去
    ・QEによる数学問題の求解
   3 Cylindrical Algebraic Decomposition(CAD)の基本的なアイデア
    ・1変数多項式の終結式と判別式
    ・1変数代数方程式の実根の数え上げ
   4 数学の大学入試問題に対するQEの効果

        
19:29 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)
2017/05/12

平成29年度総会・春季研究大会について

Tweet ThisSend to Facebook | by:加藤純一
平成29年度総会・春季研究大会のご案内

・期日 平成29年6月7日(水)

・会場 千葉県立長生高等学校
 
 詳細,実施要項(PDF),FAX送付票(PDF)につきましては、事務局のページでご確認ください。


18:22 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)
2016/11/19

平成28年度千葉県高等学校教育研究会数学部会秋季研究大会

Tweet ThisSend to Facebook | by:加藤純一
平成28年度千葉県高等学校教育研究会数学部会秋季研究大会が実施されました。

(参加人数:102名)

  

1 主催 千葉県高等学校教育研究会数学部会      
2 後援 千葉県教育委員会
3 期日 平成28年11月9日(水)
4 会場 千葉県立土気高等学校
5 日程
  受付(弁当注文)  9:00~ 9:45
  公開授業(2限)  9:50~10:40
  開会・挨拶・諸連絡 10:45~11:05
  研究発表① 11:10~11:40
  研究発表② 11:40~12:10
  昼食・休憩 12:10~13:00
  部会誌紹介 13:00~13:10
  研究発表③  13:10~13:40
  研究発表④ 13:40~14:10
  講演 14:20~15:50
  研究協議 16:00~16:20
  閉会 16:20
6 内容
 (1)研究発表
   ① 「平成28年度計算力テスト実施結果について」
        千葉県立成東高等学校 阿曽 雅泰 先生
    ・研究の目的
    ・計算力テストの出題方針
    ・計算力テストの実施校について
    ・得点データの集計と考察
    ・正答率と誤答について
    ・おわりに
     
   ② 「考えを深めるためのグループ学習を取り入れた授業実践
      -言語活動の充実を目指した『アクティブ・ラーニング』-」
        千葉市立稲毛高等学校 山中 雅史 先生
    ・アクティブ・ラーニングとは
    ・(実践1)生徒による問題の解説講義
    ・(実践2)模範解答と採点基準作成から討論
    ・(実践3)輪講形式による長期的な実践
    ・(実践4)模範解答と採点基準作成から問題作成
    ・(実践5)輪講  
    ・(実践6)時間配分を意識したグループ学習
    ・研究のまとめ

   ③ 「学習効果を高める視聴覚教材を取り入れた授業
      -関数グラフソフトの効果的な活用-」 
        千葉県立浦安高等学校 稲葉 正見 先生
    ・勤務校紹介
    ・関数グラフソフト「GRAPES」について
    ・(実践1)グラフを動かして考える問題
    ・(実践2)定義域が変化するときの問題
    ・(実践3)生徒がGRAPESを使う授業
    ・研究のまとめ

   ④ 「平成28年度大学の入試問題に関する研究」
        千葉県立千葉東高等学校 吉澤 純一郎 先生
    ・千葉県内の大学入試(数学)について
    ・東京理科大学薬学部の概要
    ・平成28年度東京理科大学薬学部の入試問題分析
    ・大学側との意見交換について


 (2)講演
  演題 「データからみる生徒の現状とこれからの問いのかたち」
  講師 株式会社ベネッセコーポレーション
      教育コンテンツ開発推進部 数学制作責任者  三宅 悠介 様
    ・新課程初年度+2年目(実質初年度)の出題傾向
      ・センター振り返り ・複素数平面 ・整数の性質
      ・データの分析   ・曲線の長さ  ・新傾向の問題
    ・新課程数学の現状と課題
      ・基礎事項のぬけ漏れ ・問題文の読み取り  
          ・新課程特有の内容への対応
      ・アクティブラーニングの目的と数学指導   
    ・大学入試制度変更や次期指導要領に向けた数学の問いについて
      ・「学力評価テスト」記述式問題について    ・学力観を考える観点
      ・社会で求められる力とは             ・高校総合学力調査について

15:53 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)
2016/10/17

平成28年度秋季研究大会のご案内

Tweet ThisSend to Facebook | by:篠崎健太郎
平成28年度秋季研究大会のご案内

・期日 
平成28年11月9日(水)

・会場 千葉県立土気高等学校

詳細,実施要項(PDF),FAX送付票(PDF)につきましては,事務局のページ でご確認ください。



12:00 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)
2016/08/24

平成28年度見学研修会(千葉工業大学)

Tweet ThisSend to Facebook | by:加藤純一
今年度の見学研修会は,平成2883日(水)に千葉工業大学・津田沼キャンパスにて実施されました。

1 開会
部会長挨拶
千葉県立柏中央高等学校校長 三木 千恵子 先生

会場担当者挨拶・諸注意
千葉工業大学入試広報部長 日下部 聡 様

2 講義
「ディープラーニングと言語学習」
千葉工業大学 人工知能・ソフトフェア技術研センター 主席研究員 竹内 彰一 様

 

 近年注目されている人工知能研究の1つで,コンピューターが物事を理解するための新しい学習方法であるディープラーニングについて説明していただきました。

人間の脳をモデルにしたニューラルネットワークと呼ばれる技術を何層にも重ねた構造を持つことによって,コンピューターはより人間に近い考え方を持つことが可能になりました。

 ディープラーニングを用いると,写真に写っている花の種類まで当てられます。仕組みとしてはコンピューターに1種類の花につき約1000枚の画像を入力し,その花の共通点をコンピューター自らが見つけ出し,その花の特徴を学習するということです。

 また,コンピューターに様々な画像や会話を学習させることによって,子どもが言語を覚えるように,コンピューターが言語を白紙の状態から学習し,コンピューターが画像の内容を文章で表現することができ,また,人間と会話をすることもできます。

 ディープラーニングは,様々な問題を微分可能な関数を用いて,最適化問題,極値を求める問題に帰着させ解くとき,また,確率的なモデルを用いるときに数学を活用するということでした。

 

3 講義
「地球型惑星の熱進化の数値シミュレーション」
千葉工業大学 惑星探査研究センター 上席研究員 千秋 博紀 様

 地球型惑星の熱進化の数値シミュレーションについての説明だけでなく,流星観測カメラ「メテオ」,千秋先生の学生時代の数学に関してのお話などもしていただきました。

 ある現象をモデル化するときに微分方程式を用いるが,解析的に解くことができない場合があり,そのときにはコンピューターを使い,微分方程式を数値的に解く数値シミュレーションが有効です。数値シミュレーションはグラフがかけた時点で満足しがちだがグラフから何を読み取るのかが大切とのことでした。

 惑星での居住可能の条件の1つとして磁場の存在があります。今回の講義は地球型惑星の熱進化の数値シミュレーションを通し,地球型惑星が固有磁場を持つ条件を明らかにするというお話でした。






4 施設見学

「惑星探査研究センター・衝突実験装置や最新ロボット見学など」

千葉工業大学の惑星探査研究センター内にある二段式水素ガス飛翔体加速装置(二段式軽ガス銃)を見学しました。圧縮・加熱した水素ガスを用いて,時速26000kmで弾丸を発射し,対象物に衝突させ,その様子をビデオで撮影することができる装置です。この装置は隕石の衝突などを再現し,地球の成り立ちなどの惑星科学研究に利用されています。実際に,衝突の瞬間を捉えた映像をビデオ視聴させていただきました。

 

    二段式水素ガス飛翔体加速装置    
         衝突の様子 

創立70周年記念に設けられた展示スペース(SPACE 70DREAM)も見学しました。学生の作品や研究成果,千葉工業大学の歴史についての展示がありました。

5 閉会

副部会長挨拶
千葉県立柏高等学校教頭 増田 史朗 先生


 

 

 

 

 


13:45 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)
2016/07/25

平成28年度千葉県高等学校教育課程研究協議会(数学部会)

Tweet ThisSend to Facebook | by:加藤純一

平成28年度千葉県高等学校教育課程研究協議会(数学部会)が千葉市立千葉高等学校にて開催されました。

 
受付 9:30~10:00
開会 10:00~10:20
1 県教育委員会あいさつ
2 数学部会長あいさつ
3 講師及び司会・記録者等紹介

 
説明Ⅰ 10:20~11:05
「学習指導要領の趣旨を踏まえた授業改善と次期学習指導要領改訂の方向性について」
大木 喜信 先生(県教育庁教育振興部指導課指導主事)
・学力・生きる力・21世紀型能力
・数学科の目標
・評価の充実に向けて
・アクティブ・ラーニングの視点からの授業改善
・学習指導要領改訂の動向について

発表 11:20~12:00
「基礎・基本の定着を目指した授業の工夫」
加藤 純一 先生(県立沼南高等学校教諭)
・研究の概要
・三角コマの作成
・自作した単位円を用いた三角関数の指導
・教科書の内容を噛み砕いたプリント学習
・応用問題プリントの活用(折ったプリントの活用)
・復習プリントの活用
・問題にタイトルをつける授業

講演 13:00~14:00
「アクティブ・ラーニングについて考える」
岩崎 元 先生(県教育庁教育振興部指導課指導主事)
・新たな学びに関する教員の資質能力の向上のためのプロジェクトについて
・アクティブ・ラーニングとは
・求められる授業改善の方向性
・他校・他校種の授業から

説明Ⅱ 14:15~16:00
「アクティブラーニングの実践例の紹介及び
アクティブラーニングを活用した授業改善について」
和田 匡司 先生(県立成田北高等学校教諭)
田口 亜紀子 先生(県立薬園台高等学校)
・アクティブラーニングとは
・アクティブラーニング型授業の実践例の紹介
・桐蔭学園の実践例(ビデオ視聴)
・アクティブラーニングを取り入れた授業展開例の作成
出席者による個人ワークシートでの作業
グループでの発表
・まとめ
 
質疑 16:00
講評 16:05
閉会 16:10

 
 県教育委員会あいさつ
 
数学部会長あいさつ

発表:基礎・基本の定着を目指した授業の工夫
 講演:アクティブ・ラーニングとは

 説明Ⅱ:アクティブ・ラーニング実践例(ビデオ視聴) 

説明Ⅱ:アクティブ・ラーニング実践例(班別協議)


15:10 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)
2016/07/01

平成28年度千葉県高等学校教育研究会数学部会総会・春季研究大会

Tweet ThisSend to Facebook | by:加藤純一


平成28年度千葉県高等学校教育研究会数学部会総会・春季研究大会が実施されました。

(参加人数:95名)

 


1 主催 千葉県高等学校教育研究会数学部会
2 後援 千葉県教育委員会 
3 期日 平成28年6月16日(木)
4 会場 千葉県立成東高等学校
5 日程 
     9:00~  9:40 受付(弁当注文)
    9:40~10:30 公開授業(2限)
  10:45~11:40 総会
  11:40~11:50 連絡事項
  11:50~12:50 昼食 休憩
  12:50~13:50 研究発表
  14:00~15:30 講演
  15:30~16:00 研究協議
  16:00       閉会


6 内容

(1)総会
① 挨拶(部会長,教育委員会,会場校校長,会場校数学科主任)
② 議長選出
③ 議事
  ア 平成27年度事業報告
  イ 平成27年度収支決算報告,監査報告
  ウ 会費等の一部改定について
  エ 平成28年度事業計画案審議
  オ 平成28年度予算案審議
  カ 平成28年度地区委員選出及び部会長,会計監査の推薦・承認
   (新部会長:千葉県立柏中央高等学校 校長 三木 千恵子 先生)
  キ その他の役員委嘱
  ク その他
 (提案されたすべての議案は,原案のとおり承認された。)

(2)研究発表
①「平成28年度大学入試センター試験(数学)のアンケート調査結果について」
   千葉県立柏の葉高等学校 安田 学 先生 
   千葉県立安房高等学校   粕谷 真由美 先生 
発表内容
 ア アンケート結果(受験生)  
・数学の受験型,センターの利用目的,模試の受験回数  
・得意とする項目,苦手とする項目  

・問題ごとの難易度,正答率  
・全体を通して問題の程度,解答時間  
・新課程内容の対策 等 
 イ アンケート結果(数学科主任)  
・問題の難易度,計算量,授業充足度  
・問題の量,出題領域のバランス  
・選択問題による難易差 等


②「『わかる授業』の実践を目指して」
  千葉県立船橋法典高等学校 牧 伸裕 先生
発表内容
・勤務校紹介
・研究テーマについて
・研究実践1 今までの授業実践の改善 
・研究実践2 より多くの生徒が「わかる」授業へ
・研究実践3 苦手意識を減らすために
・研究実践4 ユニバーサルデザインに向けて
・まとめ
 授業のユニバーサルデザインとは,学力の優劣の有無にかかわらず,全員が分かるように工夫された授業デザインである。今回の実践では,「生徒による自己評価や教員評価の導入」,「グループ学習」,「今は話しを聞く時間かノートをまとめる時間なのかを一目でわかるシチュエーションカードの導入」など様々なことに取り組んでいた。生徒アンケートにより,その効果が示されていた。



(3)講演

「社会の諸課題を解決する数学」

   東京大学先端科学技術研究センター教授 西成 活裕 先生


講演の概要
 近年,産業界の諸課題を解決する手段として,数学が大きく注目され始めてきた。こうした流れは数学の教育法も変えてきており,今や新しい数学の時代を迎えつつあるといえる。このような時代において,数学を学ぶ意義とは何だろうか。将来役に立つから勉強しているという人もいる一方で,役に立たないから興味が持てない,という人もいる。実は,役に立つか立たないかは考え方次第であり,全く役に立たないものは存在しないと言える。
 そのため一見すると役に立ちそうにない数学を用いて渋滞の解消のための渋滞学を考えた。さらに,その渋滞学の考えを用いて、関係のなさそうな医療,物流,経営の諸課題までも解決してきた。今,社会の諸課題を解決する人に求められている学力は幅広い知識とある分野での深い専門性のT字型の学力であり,さらに,多段思考力も必要である。多段思考力とはスタートの1からゴールの10があったとして,2から9を論理的に組み立てられる力である。
 
   この力は西成先生が考えた言葉つなぎゲームで鍛えることができるとのことです。

 「言葉つなぎゲーム」
ルール:スタートの言葉とゴールの言葉を決めて,その間を連想しながら言葉を埋めていく。

  例:スタートの言葉「ラーメン」 ゴールの言葉「月」

    ラーメン→A→B→C→月

    A,B,Cにどんな言葉が入るかを考える。

    解答例:Aメンマ Bタケノコ Cかぐや姫

    授業の合間に実践してみはいかかでしょうか。


    

 


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