平成29年度千葉県教育研究会数学部会総会・春季研究大会が実施されました。(参加人数:87名)
1 主催 千葉県高等学校教育研究会数学部会
2 後援 千葉県教育委員会
3 期日 平成29年6月7日(水)
4 会場 千葉県立長生高等学校
5 日程
9:00~ 9:40 受付(弁当注文) 9:45~10:25 公開授業(2限) 10:40~11:40 総会 11:40~11:50 連絡事項 11:50~12:50 昼食・休憩
12:50~13:50 研究発表
14:00~15:30 講演
15:30~16:00 研究協議
16:00 閉会
6 内容
(1)総会
① 挨拶(部会長,教育委員会,会場校校長,会場校数学科主任)
② 議長選出
③ 議事
ア 平成28年度事業報告
イ 平成28年度収支決算報告,監査報告
ウ 平成29年度事業計画案審議
エ 平成29年度予算案審議
オ 平成29年度地区委員選出及び部会長推薦,会見監査承認
(新部会長:千葉県立大網高等学校 校長 岩﨑 章 先生)
カ その他の役員委嘱
キ その他
(提案されたすべての議案は,原案のとおり承認された。)
(2)研究発表
①「学習内容の定着を図る授業の取組
―授業終了前の確認演習から主体的な学習活動につなげる―」
千葉県立木更津高等学校 鈴木 克利 先生
発表内容
・研究実践1 ~授業終了前の確認演習プリントの実施~
・研究実践2 ~勉強会の実施~
・研究実践3 ~課題の自己評価と考査結果の自己分析~
・まとめ
②「平成29年度大学入試センター試験(数学)のアンケート調査結果について」
千葉県立安房高等学校 粕谷 真由美 先生
千葉県立船橋高等学校 長内 恵里奈 先生
発表内容
1 研究のねらい
2 アンケート調査の実施方法
3 アンケート結果(受験生)
・数学の受験型,「センター試験」の利用目的
・マークシート形式の模試の受験回数,得点分布
・志望学部,得意とする項目・苦手とする項目
・選択問題,全体を通しての問題の程度・解答時間
・「センター試験」の対策を意識して始めた時期 等
4 アンケート結果(数学科主任)
・問題の難易度,計算量,思考力の必要性,授業充足度
・出題領域のバランス,問題選択による難易度の差 等
(3)講演
「ロボットは数学の入試問題をどうやって解くのか?」
筑波大学 数理物質系 数学域 准教授 人工知能科学センター 照井 章 先生
1 はじめに
・人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」
2 実閉体上の一階述語論理式の量化子消去
・実閉体
・一階述語論理式
・量化子の消去
・QEによる数学問題の求解
3 Cylindrical Algebraic Decomposition(CAD)の基本的なアイデア
・1変数多項式の終結式と判別式
・1変数代数方程式の実根の数え上げ
4 数学の大学入試問題に対するQEの効果