千葉県高等学校教育研究会数学部会
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ご挨拶

千葉県高等学校教育研究会数学部会会長

相浦 敦(あいうら あつし)

 

 令和6年度の田口部会長より引き継ぎ、今年度部会長を務めます相浦と申します。

 本部会は、昭和25年(1950年)に、会員の資質向上と親睦を図り、高等学校数学教育の振興を目的として、県内高等学校数学教育担当職員で組織されました。現在、県内180校の公立及び私立高等学校が加盟しています。

 学習指導要領が改訂されて4年目を迎え、定時制においても全学年同じ学習指導要領による教育活動が展開されています。また、令和7年度大学入学共通テストから、科目「数学II、数学B」が「数学II、数学B、数学C」となり、後者においては、数学B2項目、数学C2項目のうちから3項目選択回答することとなっています。これにより、各校授業で扱う内容も工夫されてきております。そして、より思考力が問われるものともなってきています。解き方を教えたり、習熟させたりするだけでなく、考え方を身に付けさせていくことが求められているところでもあります。次期学習指導要領の動向もみながら、千葉県の高校数学教育がますます発展していくための一助となる活動を引き続き行っていきます。


 

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2015/11/27

平成27年度千葉県高等学校教育研究会数学部会秋季研究大会

Tweet ThisSend to Facebook | by:篠崎健太郎
平成27年度千葉県高等学校教育研究会数学部会秋季研究大会が,以下の開催要項にしたがって実施されました。(参加人数:104名)

 

1 主催 千葉県高等学校教育研究会数学部会
2 後援 千葉県教育委員会
3 期日 平成27年11月27日(金)
4 会場 千葉県立柏井高等学校
5 日程
  受付(弁当注文)  9:00~ 9:40
  公開授業(2限)  9:45~10:35
  開会・挨拶・諸連絡 10:45~11:05
  研究発表① 11:10~11:40
  研究発表② 11:40~12:10
  昼食・休憩 12:10~13:10
  研究発表③  13:10~13:40
  研究発表④ 13:40~14:10
  講演 14:20~15:50
  研究協議 16:00~16:20
  閉会 16:20

 

 

6 内容
(1)研究発表
①「平成27年度計算力テスト実施結果について」
  (千葉県立大原高等学校 三浦徳幸先生)
  • 研究の目的
  • 出題方針
  • 実施状況
  • グループ別の得点
  • 設問別正答率の比較
  • 個人の得点による比較
  • 正答率の比較
  • 意見・感想等
  • おわりに
②「平成27年度大学の入試問題に関する研究」
  (千葉県立成田北高等学校 和田匡史先生)
  • はじめに
  • 研究の内容
  • 研究対象の大学について
  • 日本大学理工学部の概要
  • 平成27年度の入試方式について
  • 問題に関する研究委員会の分析方法について
  • 問題の実際と研究委員の分析
  • 大学側との意見交換について
  • 終わりに
③「キャリア教育の視点に立った教科指導に関する研究
   -数学的活動とキャリア教育との結びつきについて-」
  (千葉県立浦安南高等学校 奥田雅之先生)
  • 話の前に・・・・・・
  • キャリア教育について
  • 数学的活動との結びつきについて
  • 実践紹介
     実社会で必要とされる基礎計算力の向上に関わる数学的活動
     パズル等を活用した思考力や発想力の向上を目指す数学的活動
     他教科との関連性を考慮した実社会に即した数学的活動
     
  • 最後に・・・・・・
  • おまけの話1
  • おまけの話2
④「教育課程アンケートについて」
  (船橋市立船橋高等学校 齋野大先生)
  • はじめに
  • 今回の学習指導要領による主な変更点
  • 調査について
  • 調査の集計結果および考察,今後の課題等
  • 数学Ⅲ・の履修状況
  • 数学Ⅲの単位数の適切度
  • 数学Ⅲの履修順序
  • 数学Ⅲの指導内容
  • 言語活動の充実について
  • 次の学習指導要領改訂に望むこと
  • 新テストについて
  • おわりに

(2)講演
 演題「最近の入試問題に見る教えるヒントと考えさせるヒント」
 講師 駿台予備学校講師 安田亨先生

  1 不等式の問題
  • 三角不等式の有用性
  • 文字の多い問題に慣れることが必要(H15東京医歯大・医)
  • 生徒のレベルに合わせた教材に不満を感じる生徒もいる
  • 複素数は幾何よりも代数や解析への応用が重要(H15山形大・医)
  2 間違いやすい問題
  • 格子点を通る道順の問題(H15東北薬科大・前期)
  • 文字係数を含む連立2次不等式の問題(H15奈良教育大)
  • 文字定数を含む不等式の領域を図示するときは,場合分けをしない
    (正領域,負領域の考え方)
  • 文字が多いときは視覚化をする
  3 図形の良問
  • 三角形の辺や角に関する問題(H15福岡教育大・後期)
  • 図形問題のアプローチ・・・図形的,三角関数,ベクトル,座標計算
  • 図形は意識的に着目する場所を替える
  • 三角形,四角形の面積が最大となる問題(H15愛媛大・医)
  • 宇宙の調和に反している(面積が最大になるときの対称性)
  • 困難は分割せよ(多変数の扱い
  4 基本を問う
  • 連立指数方程式の解の存在(H15東北大・理AO)
  • 方程式の解の存在の有無
  終わりに
  • 積分方程式(H15東京海洋大・海洋工)
  • 過去に出ていた問題が出ることがある
  • 2015年で一番感心した問題‐確率の問題(H15宮崎大・前期)
  • 出題者に負けないように,出題者が喜んでくれる解答を

 

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